君を恋い思い焦がれて燃ゆる火は 同じ火なのか違う火なのか(ミリンダ王問経より
宝滴012
本文
君を恋い思い焦がれて燃ゆる
火
は 同じ火なのか違う
火
なのか
形式
#短歌
カテゴリ
#8.比喩・諷刺・諧謔・引用
ラベル
#恋愛
#比喩
#引用
キーワード
#恋心
#焦がれる
#情熱の火
#比喩的表現
#ミリンダ王の問い
要点
恋
の
情熱
は
炎
であるが、燃え続ける
火
は、同じ火か異なる火か。
現代語訳
君を恋い焦がれるこの心の
炎
は燃え続けているが、その
火
は同じ火なのか、それとも違う火なのか。
注釈
恋
の感情を
火
に例えている。
思ひの「ひ」と火が掛詞
解説
恋心
の
多様
性と
曖昧
さを
比喩
で表現。感情の本質を探る詩。
また、燃え続ける火が同じ火なのかどうか、は「
ミリンダ王の問い
(弥蘭陀王問経)において
転生
(
輪廻
)の
観念
について用いられた喩である。